先日若い頃から掛けていた民間の生命保険を解約しました。
保険の種類にもよるのでしょうが、年齢が上がり月々支払い額が多くなってしまったからです。
日本人の生命保険加入率は、50歳代で約90%、60歳代で約80%というデータがありました。
私も将来に対する不安はありますので保険には加入しておきたいのですが、家計を優先し、共済保険に変更しようと考えたのです。
ところが共済保険に加入することはできませんでした。
高コレステロールを抑える薬を服用していたからです。薬を辞めたら入れますかと尋ねると完治してから5年は入れませんとの回答でした。
これには大変ショックを受けました。高コレステロールといっても少し高い程度です。健康維持のために服用しているのに使用事実があると門前払いなのです。
同じ状態で薬を服用していない人の方がよっぽどリスクはあるはずです。けれどそういう方は加入できるのだと思います。
ずっと保険に加入していると、保険無しがとても怖く感じてしまいます。
自動車保険にしても、強制加入の自賠責保険の他に任意保険や共済に加入している方は約85%です。
皆さんご存知のように自賠責保険で賄ないきれない損害を填補するのが任意保険です。大概の事故は自賠責保険の範囲で事足りるのですが万一に備えているのです。
生命保障についても社会保障制度がありますので、ある程度の保証はあるようです。

以下「保険の教科書」からの抜粋です。
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日本人は民間保険に入らなくても、以下のように、かなり手厚い保障を受け取ることができます。
・ ご主人様に万が一のことがあった時に毎月約13万円を貰える。
・ 仕事を続けられなくなった時に毎月約10万円を貰える。
・ 出産の時に42万円の一時金を貰える。
・ 医療費控除で税金を最大200万円節約できる。
・ 病気の治療費を半分以下にすることができる。
・ 介護費用を1/10にすることができる。
多くの人が、こうした社会保障制度を知らずに民間保険に入ってしまい、 気づかないうちに大きく損をしています。
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保険は必要ですが、将来の不安に対するマジックビジネスになっている側面もある気がします。