デジタル信号伝送は一般的にOn/OffあるいはHigh/Lowという二値信号で行います。
マイコン基板内の通信は殆どがデジタル信号で処理されています。デジタル信号は5V系の場合VIHとVILの電位差が1.2V程度あるのでこれがノイズマージンとなり小さいノイズであれば許容できます。
しかし伝送路が長くなると電圧も下がりノイズにも弱くなりますので正しく伝送することができなくなります。
そこで電圧ではなく電流で信号伝送を行うのがカレントループです。閉ループの電流は一定という法則がありますから送信側で流した電流は、受信側でも同じ量流れます。
これはデジタル伝送だけではなくアナログ伝送にも使用できるということです。
【参考】
アナログデータの伝送
カレントループのはなし
4-20mAカレントループ・トランスミッタ製品の基礎