AndroidスマホでAR(仮想現実感)技術を用いたソフト開発を行いました。
以前ARについて少し説明しましたが、今回はビジョンベースのマーカー型のARです。
ビジョンベースARはマーカー型とマーカーレス型に分類されます。
マーカー型はQRコード(2次元バーコードの一種)のように決まった形状でブロックの組み合わせによってID(識別コード)を表現したものです。
読取ったカメラ画像でマーカーを検索し、マーカーであればそのコードを読取ることができます。
これに対してマーカーレス型は、認識したい画像(例えば絵画だとかマークとか)を予め登録しておき、特徴点によるマッチングでそれを認識させる仕組みです。
例えば自分の写真を予め登録しておくことで、読み取ったカメラ画像に特徴が似たものがないかを探すわけです。
有力候補があれば、その位置に”誰それさんです”などのように名前を合成することなどができます。
今回制作したものはID(番号)を指定し、カメラ画像中に該当IDのマーカーがあれば紐づけられた色で表示するというものです。
年齢とともに認識力が低下してくるでしょうから、大事な物にはマーカーを貼り付けておき、スマホのカメラで見渡して、どこにあるかをARで探索するというのもいいかもしれませんね。