基板にはTTP229-BSFというタッチパッドセンス用のICが搭載されていました。
タッチセンスは電極だけですので普通のスイッチのようなメカ部分がありません。その意味では耐久性に優れるといえます。
TTP229-BSFは、動作電圧が 2.4V~5.5Vですので3.3V系でも5V系でも使用できます。スタンバイ電流は3V動作でサンプリングレート8Hzとした場合 2.5uA(typ)とありますのでコイン電池でも長期駆動できそうです。マイコンとのインタフェースは2線式SPIで行えます。
最近のマイコンは、マイコン自体にタッチセンス機能を搭載しているものが多いですが、必要なキー数が多い場合は専用ICを用いるのがよいかと思います。
スマホでロック解除に用いる軌跡パターンや暗証番号入力などの使い勝手で、装置のセキュリティ装置として使えそうです。